バカラのルールは、基本的にはプレーヤー、バンカー、タイ(引き分け) の3種類です。3つのどこかにチップを置き、ディールボタンを押せばゲームは自動的に開始されて、ルールに則り勝敗が決定します。
プレーヤー、バンカーに賭けて引き分けの場合はノーゲームになりチップは戻されますが、タイ(引き分け)に賭けていれば大きな払い戻しがあります。
配当は、8デック(トランプ8セット)のカードを使う場合下記となります。デック数の違いにより0.01%単位で多少控除率(ハウスエッジ)に差が出ますが、数値的にはほんの少しです。
バンカーに賭けた場合の0.05%がハウスエッジ(カジノの手数料)となりますが、ルール上の差により実質はバンカーに賭けた方が控除率が低くなります。
賭ける場所 | 配当 | 控除率 |
プレーヤー | 2倍(1:1) | 1.24% |
バンカー | 1.95倍(0.95:1) | 1.06% |
タイ | 9倍(8:1) | 14.36% |
ランドカジノでは自身でカードをめくる「絞り」の権利を得たとしても結果が変わるものではなく、ルーレットと同じように結果に自身の裁量が入らないゲームです。
故に確立は約1/2となり運だけの勝負となるのですが、そこで重要になるのがバカラの演出である罫線(バカラの出目を記録する出目表)というものです。
この罫線には、基本的なもので5種類、その他数値での出現率など様々な種類があります。
残念ながらオンラインカジノのコンピュータ対戦では罫線表示はほとんどありません。それは罫線というのはそのバカラ台の過去の実績データだからです。
ただし、上記の画像のようにライブゲームのバカラならば罫線がばっちり表示されます。この罫線を読み次の出目を予想していくのがバカラの醍醐味であり楽しみなのです。
ランドカジノにおいて、昔、この罫線はプレーヤーがメモしていくものでしたが現在のバカラ台には必ずモニターが付いていて罫線を表示しています。
オンラインカジノのコンピュータ対戦の場合は個人対戦になるので流れをつかむ詳細な罫線は必要とされていないようでほとんどありません。
しかしながらライブゲームではバカラ台のデータが引き継がれるために詳細な罫線が表示されています。
下記では5つの罫線と見方を紹介します。罫線の書き方を詳細に知りたい方は専門サイトで確認してください。
罫線 | 大路(ダイロ)[ BIG ROAD ] |
中国罫線 | 大眼仔(ダイガンチャイ)[ BIG EYE ROAD ] |
中国罫線 | 小路(シュウロ)[SMALL ROAD ] |
中国罫線 | 甲由路(カッチャロ)[ COCKROACH ROAD ] |
中国罫線 | 珠盤路(チューチャイロ)[ BREAD ROAD ] |
基本的に罫線と言えばこの「大路/ダイロ」の事です。他の罫線を中国罫線といいます。 記録の仕方は簡単です。プレイヤーが出れば ○ 、バンカーが出れば ○ 、引き分け(ドロー)は / を 罫線表に付けていきます。
この罫線の場合、最初にバンカーが勝ち○、次にプレーヤーが3連勝して○が3つ、次にバンカーが5連勝して○が5つとなります。
引き分けの場合/を付けますが上記表では、プレーヤーが勝ち、次は引き分け、次にプレーヤーが勝ちという表記になります。
この罫線の場合、バンカーが引き分けを挟んで7連勝にした後に引き分けしたことを表示しています。この様に表の6列が終わってしまった場合横に伸ばして表記していきます。
この様に連続で同じ出目が続く事を「縦ヅラ」と言い、逆にプレイヤー、バンカーと交互に続くと横に罫線は長くなっていくので「横ヅラ」と言います。
この罫線の場合、2と書かれています。これは、プレーヤーの勝ち○その後に引き分け/が2回連続し、そしてまたプレーヤーの勝ち○となったことを表示しています。
この罫線、大路(ダイロ)によりこのテーブルが「縦ヅラ」なのか「横ヅラ」なのかを予想して次にバンカーとプレーヤーのどちらが勝つか予想していくのです。
中国罫線は上記のように4種があります。大路(ダイロ)がストレートに出目を表記していくのに対して、出目の流れを表示したものが中国罫線となります。
ぱっと見て珠盤路(チューチャイロ)はすぐに理解できると思いますが他はまったくの意味不明だと思います。例えば株式やFXのテクニカル指標(MACDやRSIなど)と考えるとなんとなく意味がわかるのではないでしょうか。
下記では基本的な記載の仕方だけを説明しています。基本的に大路(ダイロ)において次の出目を予想する参考資料にするということになります。これらの表を読み解くのは簡単なことではありません。専門サイトで勉強して実戦で経験則を増やしていくしかないでしょう。
大路(ダイロ)と比較して説明するために同じゲーム(シュー)を比較して表示してみます。
■ 大路(ダイロ)[ BIG ROAD ]
■ 珠盤路(チューチャイロ)[ BREAD ROAD ]
■ 大眼仔(ダイガンチャイ)[ BIG EYE ROAD ]
■ 小路(シュウロ)[ SMALL ROAD ]
■ 甲由路(カッチャロ)[ COCKROACH ROAD ]
珠盤路(チューチャイロ) BREAD ROAD
単純にバカラの出目を縦段から改行無く記入していったものです。上記ではプレーヤーの勝ち●、バンカーの勝ち●、引き分け●の上に勝利、引き分けの数字を記載しています。
単純に●、●、●を記載していくものもあります。
上記では●の枠線の中に■がありますが、これはプレーヤーの2枚のカードがペア(同数字)だったことを示します。バンカーがペアならば■なります。
ただし、システムにより表記形状には枠線のスペースにより差があります。
大眼仔(ダイガンチャイ) BIG EYE ROAD
大眼仔は大路の最新の目の一列手前の目と同じ動きをしているか、していないかを表記していきます。青だからプレイヤー、赤だからバンカーとはまったく関係ありません。ドローの時も関係ありません。まったくの別物だと考えてください。
同じ動きの時は ○
違う動きの時は ○
を付けます。
小路(シュウロ)SMALL ROAD
大眼仔(ダイガンチャイ)は最新の目の1列手前を参考に罫線を付けていきましが、小路(シュウロ)は2列手前を参考に罫線を付けていきます。
大眼仔と同じく2列手前と同じ動きをすれば●を付け、違う動きをすれば●をつけます。
2列手前を参考にできないとき縦に伸びた場合●を横に移動すれば●をつけるのも変わりません
甲由路(カッチャロ) COCKROACH ROAD
これも大眼仔(ダイガンチャイ)が1列手前を参考に、小路(シュウロ)などと同じで2列手前を参考にしているのに対し、甲由路(カッチャロ)は三列手前を参考にします。
大眼仔、小路の時は同じ動きをすれば○●、違う動きをした時は○●だったのに対し、
甲由路は同じ動きの時は/になり、違う動きの時は/になります。
バカラの罫線をどう読むのかはこのページでは記載しません。他のページに若干の事例付き解説が載っていますがあくまでもいくつかの事例だけで実戦になった場合のあらゆるケースを解説しているものはありません。
バカラの罫線を読むとは、大路(ダイロ)を基本として出目の流れを大眼仔(ダイガンチャイ)、小路(シュウロ)、甲由路(カッチャロ)で確認して決めていくということです。
「大路でこうだから大眼仔を参考に」「大路でこうだから小路を参考に」「大路でこうだから甲由路を参考に」などと個人の好みと経験則で決めていくしかありません。
これは実戦で会得するしかないものなので勉強するのみです。この罫線の読みがバカラの基本戦略であり、カジノゲームの方略法などの組み合わせて自身のスタイルを構築していきます。
下記画像はプレイテック系オンラインカジノのライブゲームでプレイできる「ミニバカラ」です。プレイテック系のライブバカラは多数のタイプがありますが、この手法が使えるのは「ミニバカラ」のみですのでご注意ください。
このミニバカラにはテーブルが無く、参加者は。プレーヤー、バンカー、引き分け、その他の項目に人数制限無くベットすることができます。
下記の画面は引き分けを挟んでバンカーが6連勝しています。そのデータを見たときに次のゲームで如何にプレーヤーがベットしたかが表示されるのが「ミニバカラ」のシステムです。
バンカーが6連勝の次にどうなるのか、まずは右上にある数値が参加者の体勢となります。バンカーに23名が賭け$2,616.90を合計で賭けた、プレーヤーに賭けたのは8人で$961.00を合計で賭けたということになります。
ここで見るのは金額の大きさではなく人数です。バンカーの6連勝を見て次にバンカーが勝つと判断した人と負けると判断した人の比率は「23:8」となっているということです。
金額は賭け金の合計なので参考にしかなりませんが、人数の比率「23:8」は初心者にとって大きな参考になる数値です。最初は単純に多勢に乗っかってみて、なぜこの局面でこうなったのかを罫線を見ながら考えていくことがバカラ上級者へのオンライン上でできるベストロードであると思います。
動画のライブミニバカラは下記のプレイテック系オンラインカジノでプレイできます。ただしパソコン対応なのでモバイル環境からはアクセスできませんのでご注意ください。
■ジパングカジノ
■カジノジャンボリー
■ラッキーベイビーカジノ
■ワイルドジャングルカジノ
■ウィリアムヒルカジノクラブ
■ユーログランドカジノ