ブラッックジャックのルール

 ■日本人が大好きなブラックジャック

日本人が一番好きなカジノゲームがブラックジャックです。

マカオやラスベガスなどランドカジノではバカラが一番人気、オンラインカジノではスロットマシンが一番人気ですが日本人に限ってはブラッックジャックが、馴染みなのか、スリルがあるのか、戦略性があるのが好きなのか、ルールがわかりやすいのかいいのか、人それぞれだと思いますがブラックジャックのプレーヤーが多いそうです。

筆者的には、戦略性が高いこと、ディーラーと相対(1対1の勝負)であることが理由ではないかと考えています。ランドカジノのバカラは雰囲気、ルーレットは手が出しづらい、スロットマシンは機種によりややこしくルールがわからない、まあこんなところでしょうか。

ブラックジャックの起源には諸説ありますが、16 世紀後半のヨーロッパのトランプゲームが発展したもののようで、「最初に配られた 2 枚のカードがスペードの A と J であること」を「ブラックジャック」と呼んでいたのがゲーム名になり、後に「ブラックジャック」の定義は「スペードの A と J」から「スペード限らず A と 10, J, Q, K」に拡大されたそうです。(ネット検索にて)
 

ブラックジャックのルール

ブラックジャックは、ディーラーとプレーヤーに分かれて21に近い方が勝ちというのが基本ですが、ディーラーとプレーヤーにはカードの引き方に違ったルールがあります。

プレイヤーには2枚のカードが表向きで配られます。プレイヤーは、21にできるだけ近づけるように何枚でもカードを引くことができます。ただし、21を超えた場合はバースト(バスト)となりディーラーの手配を見るまでも無く負けです。

ディーラーにも2枚のカードが配られます。1枚は表向きで、もう一枚は伏せられます。ディーラーが「隠された」カードを表にすることができるのは、プレイヤーがゲームを終了してからです。
ディーラーのカード合計が16以下の場合、ディーラーは合計が17に達するかそれ以上になるまでカードを「ヒット(引く)」し続けます。 17から21の場合、ディーラーは「スタンド(停止)」しなくてはなりません。
21以上の場合はバースト(破裂)となり、21以下のハンド(手配)を持っていたプレーヤーは勝ちとなります。

ディーラーが17から21の場合、プレーヤーのハンド合計が21に近いほうが勝ちとなり、同数の場合は引き分け(ドロー、プッシュ)となります。

プレイヤーがブラックジャック(エースと10または絵柄のカード)の場合、ディーラーもブラックジャックでない限り、プレイヤーはベット金額の1.5倍を獲得します。両者がブラックジャックの場合は引き分けとなります。

 

ブラックジャックのオプションルール

ブラックジャックには、様々なオプションルールがあります。このルールは、そのブラックジャックの仕様により異なりますが下記のオプションはほぼすべてのブラックジャックに共通します。

このオプションを有効利用することにより払戻し率(ペイアウト)をあげることができますのでチャンスのときは積極的に狙っていきます。なお、オンラインカジノのブラックジャックでは、そのゲームにおいてオプションルールが利用できるかどうかはボタンで表示されますので悩む必要はありません。

●ダブルダウン

初めのカード2枚が配られた後、プレイヤーは「ダブルダウン」を選択することができます。

このオプションはプレイヤーによる初回ベットをダブル(2倍)にし、ディーラーはプレイヤーの3枚目のカードを表向きに配ります。プレイヤーはこれ以上カードを引くことはできません。
このオプションが選べるのは、プレイヤーに最初のカード2枚が配られた時、またはプレイヤーがゲームをスプリットした後のみです。

ダブルダウンは、自分の手配の合計数が「11」ディーラーの手配が「6以下」など、最初に配られた手配を見て有利と考えられるケースに実行します。

●スプリット

プレイヤーに配られた最初の2枚のカードが同じ値だった場合、プレイヤーはハンドをスプリットして2つのハンドにすることができます。各ハンドは、単独でプレイされます。
プレイヤーは2つの異なるハンドをプレイすることができ、21を越さない限り各ハンドで何枚でもカードを引くことができます。

このスプリットも手配が配られた後に相手のオープンカードを見て有利と考えられる場合に実行します。例えば「A,A」が配られた場合は、そのままだと「2/12」となってしまいますのでスピリットしてブラックジャックを狙っていきます。

●インシュランス

ディーラーの表向きのカードがエースだった場合、プレイヤーは「インシュランス」を選択することができます。
これによりプレイヤーはベットの半分で賭けることができ、ディーラーの表向きのカードがエースで次のカードが10か絵柄の場合に、全額を失うことを避けられます。
ディーラーのハンドがエースか10だった場合、プレイヤーはインシュランスベットの2.5倍(最初のベットとインシュランスベットの両方をキープ)を獲得できます。
ディーラーの伏せられたカードの値が10未満だった場合、プレイヤーはインシュランスベットを失い、ゲームは通常通り続けられます。カードの値が21により近い方が勝者となります。
インシュランスを選択すると、スプリットやダブルダウンを選択することはできません。

ただし、インシュアランスは確率的に大きな不利となりますので絶対に行ってはいけません。

ブラックジャックの用語


■  カードの数え方

■  ベット(BET)
チップを賭けること

■  ディール(DEAL)
ディーラーがカードを配ること

■  ヒット(HIT)
配られた2枚のカードを見て次のカードを引くこと。

■  スタンド(STAND)
カードをもらうことをやめ現在の手で勝負すること。「STAY」と言う場合もあるが「STAND」の方が一般的。

■  スプリット(SPRIT)
同じ数のカードが2枚配られた場合、2つの独立した手に分け、それぞれの手に賭けることが出来る。これを行うには最初に賭けた金額と同額を追加(倍になる)する。

■  ダブルダウン(DOUBLE DOWN)
次のカードを引いて勝てると確信したときにカードをもう1枚だけしか引かないことを宣言後、ベット金額を倍にしてカードを引くこと。

■  インシュランス(INSURANCE)
デーラーの表のカードに「A」がでて、それがブラックジャックだったときの保険制度。ベット金額の半額を保険に払うことによりディーラーがブラックジャックでも保険金のみが徴収される。

■  バスト(BUST)
「21」 を超えてしまうこと。プレーヤーは21を越えた時点でディーラーの手配を見るまでも無く負け、ディーラーがバストすればスタンドしたプレーヤーは勝ち

■  ブラックジャック(BLACK JACK)
最初に配られた2枚のカードが「10」「J」「Q」「K」のうちのどれか 1枚と 「A」 の場合、すでに 「21」 が完成していることになる。このような場合の 「21」 を、その他の 「21」 (3枚以上のカードで構成された 「21」) と区別して 「ブラックジャック」 と呼んでいる。プレーヤーにブラックジャックができた場合、ディーラーがプレーヤーに対して1.5倍を支払う。

■  プッシュ(PUSH)
プレイヤーとディーラーのハンド(手札)が同数の場合、引き分け。

■  ハードハンド(HARD HAND)
Aを含まない手札、あるいはAを1と数える手札

■  ソフトハンド(SOFT HAND)
Aを11として数える手札

■  サレンダー(SURRENDER)
最初に配られた2枚のカードが余りにも悪く、ディーラーのアップカードが強そうなときは、勝負をせず負けを認め、賭け金を半分戻してもらうことをサレンダー(Surrender)といいます。オンラインカジノではサレンダーのルールはあまり見ません。

ブラックジャックの基本戦略